歯科助手 勉強方法&実務体験談

診療アシスト(診療介助)の基本

レントゲンの誘導

レントゲンは2つの方法がある

レントゲンには、1歯を詳しく見るためのデンタルレントゲンと、口腔内全体を見るためのパノラマ撮影の2つの方法があります。目で見て行なう視診だけではわからない、虫歯の進行状態や歯槽骨の様子を調べるために行なうので、初診の患者さんの場合には準備が必要となるでしょう。

いずれの方法も、撮影は歯科医師が行ないますが(X線の取り扱いになるので、歯科助手の撮影は違法行為)、患者さんをレントゲン室へ誘導し、撮影までの準備をしたり、注意事項を伝えるのは歯科助手の役目になりますので、手順をしっかり覚えておきましょう。また、レントゲンフィルムの取り扱いや現像に際しても、注意点をきちんと頭に入れて行なってくださいね。

デンタルレントゲンでの撮影の場合

歯科助手は、患者さんをレントゲン室に案内し、椅子にかけて頭を固定します。撮影する歯のある顎が水平になるように首の位置を決めましょう。上顎歯の場合は、首をまっすぐに、下顎歯の場合はやや顔が上向きになるはずです。メガネは外してもらうようにします。

歯科医師がフィルムをセットし、撮影するので、撮影中は頭を動かさないように、お口の中のフィルムの位置を指で押さえて保持するように注意を促してください。

撮影が終わったら、フィルムを受け取り、フィルムに振られた番号をカルテに即記入しましょう。他の患者さんのものと混同しないためです。その後、現像します。現像は歯科助手の仕事です。フィルムを傷つけないように、取り扱いには十分注意してくださいね。

インスタント式現像定着液を注射器でフィルムの中に注入しますが、注射器を抜くとき空気が入らないようにしてください。針を抜いたら全体にまんべんなく液がいきわたるように静かにもみましょう。現像したフィルムの扱いも、縁を持つようにして、表面に指紋などをつけないように注意してくださいね。

診察が終わったら、撮影日を記したフィルムカバーに入れ、患者さんのカルテに貼付しておきます。ちなみに、診療に用いたレントゲンフィルムは3年間の保管義務があるので、紛失などしないよう、しっかり管理するように心がけてくださいね。

パノラマ撮影の場合

歯科助手は患者さんをレントゲン室に案内し、含鉛エプロンをつけます。鉛が入っていますから、「ちょっと重たいですが...」と声を掛けるようにしましょう。エプロンをつけたら、所定の位置に立ってもらいます。このとき、メガネ、ピアス、イヤリング、義歯は外してもらいましょう。

あらかじめ、患者さんの氏名、撮影年月日などをマーカーで書き込んだフィルムをカセッテにセットし、患者さんにポール綿を上下の前歯で噛んでもらいます。下顎を少し前に出して噛んでもらうと良いでしょう。また、フィルムは裏表を間違えないようにセットするのも肝心です。鉛の箔が付いてざらっとしているほうが裏面になりますので、表面がレントゲンに向くようによく確認してください。

次に、患者さんをレントゲンの前まで誘導し、あごをチンレストに載せてもらって、高さを調節します。このとき、背筋がまっすぐになっているか、眼と耳を結んだ線がまっすぐになっているか、確認してください。正しい姿勢が取れたら、「このカメラが前に回りますので、ランプが点滅している間、15秒くらい動かないでそのままでいてください」と説明します。後は、レントゲン室を出てドアを閉め、歯科医師に撮影の準備ができたことを伝えて、撮影が終わるのを待ちましょう。

撮影が終わったら、患者さんからポール綿とエプロンを取って、「お疲れ様でした。先ほどの椅子におかけください」と、診療の席へ誘導しましょう。最後に、フィルムをカセッテから取り出して現像します。

パノラマの現像は、自動現像機で行なうので簡単なようですが、慣れないと失敗もあります。フィルムは必ず遮光された場所で取り出さなければならないため、現像機にアームカバーのようなものが付いていて、そこから片手ずつ差し入れてカセッテから取り出す作業をします。手を差し入れる際に光が入ってフィルムが感光すると、もう一度撮影のやり直しとなってしまいます。患者さんに迷惑をかけるばかりでなく、歯科医院の材料も無駄にすることになるので、慎重に行なってくださいね。

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