歯科助手 勉強方法&実務体験談

歯科助手の「手仕事」上達法

印象材作成のコツ

歯型を取る準備「印象採得」

クラウンやインレー、ブリッジなどを作製する場合には、歯型をとる必要があり、それを歯科では「印象をとる(印象採得)」と言います。ピンク色の印象材(アルジネート)をトレーに入れて、患者さんのお口の中へ入れて歯型を取りますが、印象材を練って、トレーに入れるまでが歯科助手の仕事です。トレーをお口の中に入れて、実際に歯型をとるのは違法行為となりますので注意してください。

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印象練和の手順とコツ

大まかに言えば、「混ぜる」「練る」「トレーに盛る」という手順で進めます。各段階の注意点は下記のとおりです。




1.混ぜる
印象材の粉末を計量し、ラバーボール(ゴム製のお茶碗のようなもの)に入れます。片顎用と全顎用ではトレーの大きさが違うので、付属の軽量スプーンできちんと軽量しましょう。
粉末を入れたら、水を入れます。水が多くならないよう、定量きっちりかやや少なめから始めると良いでしょう(少なければ足していけます)。初めから水の量が多いと、ドロドロになって、患者さんの喉に流れるなど医療事故の危険もありますし、印象の精度も下がります。水道水をそのまま使っても良いですが、冷蔵庫で20℃くらいに冷した水を使うと固まるまでの時間が長くなり、練りやすくなります。
鉛筆を持つスタイル(ペングリップ)でスパチュラを持ち、粉末が飛び散らないよう、静かに水と粉を馴染ませていきます。
2.練る
粉っぽさが消えて、水となじんだら、スパチュラを握るように持ちかえます(パームグリップ)。スパチュラの面を利用し、ラバーボールの内壁に沿って、粉末をすりつぶすように力を入れて回転させます。この時、気泡が入らないように注意しましょう。イメージとしては、ボールの中で、ケーキの材料を混ぜるときのような感覚です。
ムラがなく、全体がペースト状になるまで練ります。
3.トレーに盛る
ラバーボールをまわしながら、スパチュラの面を起こして立てて使い、ペースト状の印象材を一ヵ所に集めます。
スパチュラを立てて、適量をトレーに盛ります。処置する歯によって、トレーの種類を選んでください。「後ろは薄く前は厚く」すると、お口の中に入れたときに、患者さんの喉を圧迫せず苦しくありません。(盛りすぎると、嘔吐反応を起こすことも)
トレーの穴に食い込ませるようにしっかりと盛っていき、表面はきれいに仕上げましょう。また、辺縁まできちんと印象材を盛らないと、きちんと歯型が取れません。少なすぎにも注意してください。盛れたら、歯科医師のところに持っていきましょう。
寒天印象のアシスタント

歯科助手が毎朝来たらやることの一つに、「寒天」のスイッチを入れておくというのがあります。より精密に印象をとる際に、アルジネートにプラスして使います。60℃に保存して、診療開始後、すぐに使える状態にしておくのです。

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寒天印象の場合は、歯科医師からの指示がありますから、それを聞いたら準備をしましょう。アルジネートは通常より気持ち軟らかめに練ってください。。順番としては、寒天→アルジネートの順番に渡します。寒天の軟化状態を自分の爪の上に出して確認してから渡してくださいね。ポトッとスムーズに落ちないようなら、寒天コンディショナーの温度が上がりきっていないか、温め時間が足りない可能性があります。

印象後の注意点

なるべく早めに石膏を注入したいところですが、患者さんの混み具合でそうはいかないこともあります。すぐにできない時は、変形を防ぐため、水の中に浸けて置くなど湿った状態にしておきましょう。

また、印象面に血液などが付着している時は、水洗いしてください。ただし、勢いよく水を流して洗うのは変形の怖れもありNG。流れている水と印象の間に手を差し入れて、水流を加減しながらやさしく洗い落としてくださいね。

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