歯科助手の泣ける話
心のこもったプレゼント
患者さんからの差し入れは受け取っていい?
テレビドラマなどで、大学病院の教授の手術を受ける場合、お礼に札束を包んだり・・・などという場面が映し出されたりしますが、さすがに歯科医院ではそこまでの高価な「差し入れ」はありません。
とはいえ、地元に密着した歯科医院だと、ちょこっとしたお菓子をいただいたり、田舎であれば農作物を手土産に持ってきたりする患者さんもいらっしゃいます。ものすごく高価なものでなければ、素直にいただいてしまって構わないと思います。ただし、必ず歯科医師に「○○さんからいただきました」と報告をしましょう。歯科医師からも、患者さんにお礼を言ったほうがいいからです。さらに、次にその患者さんがいらしたときには、「先日はご馳走さまでした」と再び御礼を言うようにしてくださいね。
こうした心の通った交流ができると、歯科医院の評判もアップし、患者さんとのふれあいも楽しくなります。
私が受け取った一番高価な差し入れは、一本1万円以上はする高級日本酒です。この場合、さすがに私の独断では判断がつかなかったので、夫を呼びにいきました。義父のときからの付き合いの長い患者さんで、長男が産まれて数ヶ月というタイミングでいらしたので、「出産祝い」の意味もあったようです。もちろんありがたく頂戴しました(笑)
院長の個人的なお付き合いでの頂き物もあり得ますから、受け取るのに迷うようなものであれば、診療のタイミングを見計らって、先生を呼びに行けば良いでしょう。
手作りのぬくもり
私自身がものすごく感動したプレゼントは、高校生の患者さんがビーズで編んだ手作りのぬいぐるみをプレゼントしてくれたときと、木工細工が趣味の患者さんが素敵なプランター置きを持ってきてくれたときです。
いろいろな特技を持っている患者さんがいるのだなという発見、そうした手作りのものをわざわざ歯科医院のために持ってきてくださった真心に心がとても温まる想いでした。お二人とも、「今までの歯医者さんのイメージが変わった」「安心して治療が受けられた」とおっしゃって、その気持ちをプレゼントに込めてくださったのです。
どちらも、待合室と診療室の一角に置いて、患者さんの眼を楽しませるのに一役買ってくれています。手作りのものは、なるべく患者さんの眼に触れるところに置くのがいいですね。「自分のあげたものが大切に使われている」と思うと、プレゼントしたほうも嬉しく思ってくれるはずです。そして、そんなぬくもりの一品のある歯科医院は、患者さんとの距離を近づけ、安心させる雰囲気を漂わせると思います。
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