歯科助手の泣ける話
一人前になるまでに
カンニングノートは必須!
とにかく、覚えることが多いので、仕事中にノートとペンは必須!です。歯科助手さんを何人か見てきましたが、ノートの取り方ひとつで、仕事の習得度が違ってくるというのが実感です。
私流のやり方を伝授しますね。まず、ポケットに入る小さめのノートを用意し、ユニフォームにしのばせておきます。とりあえず現場で覚えておくべきこと、注意が必要なこと、指示を受けたことは、片っ端からメモしていきましょう。
そして、自宅に帰ったら、それらをB5判ノートに整理・清書しながら復習することをオススメします。どうしても、現場で取ったメモは殴り書きになり、次回確認する際に探し出すのに時間がかかるからです。
清書用ノートには、診療介助、受付業務、器具の名前と使用場面など、自分でカテゴリー分けしてインデックスをつくり、辞書的に引けるような「カンニングノート」に仕上げると使いやすいですよ。
字だけではわかりにくいこともあるので、自分なりに図やイラストを入れると、覚えが早くなります。そうしたノートを肌身離さず持って、昼休みに復習してみるなどすると良いですよ。「時間をかけた分だけ上達する」のは間違いありません。私も最初の1ヵ月は、嫌になるほどノートを見返したものです。
人に引きずられないこと
職場で誰か一人が「辞める」ということになると、連鎖反応が起きて「私も辞めたい」「辞めたほうがいいかも」と、ドミノ倒しのように退職への坂を転がり落ちていくことがあります。特に、歯科医院は少人数の職場で、すぐに話がツーカーになりますから、マイナスの視点から仕事や職場をとらえる人が一人いると、その価値観に感化されてしまうこともあり得ます。(逆に皆がイキイキと楽しく仕事をしているときは、本当にアットホームな雰囲気でいい感じなのですが)
でも、そこで簡単に雰囲気に飲まれず、もう一度よく考えてみてください。あなたは今、ここで本当に辞めてしまってもいいのですか?
繰り返しになりますが、歯科助手はスムーズに動けるようになるまでに最低3ヵ月、一人立ちできるようになるまでには半年かかる職業です。もし、今あなたがその途中にいるのだとしたら、もうひとふんばりしたら、仕事がすごく楽しくなるかもしれません。
私も、最初の1ヵ月は大げさに言えば「離婚」を考えるほど、歯科助手の仕事が辛くて辛くてたまりませんでした。でも、患者さんの「ありがとう」の笑顔に励まされ、「いつか見返してやるぞ」と一生懸命仕事を覚える努力を続けるうちに、あるときふっと頭で考える前に自然に体が動いているのを感じました。
何か一つでもやりがいや嬉しさを感じることがあれば、もう少しこの仕事を頑張ってみると、かけがえのないスキルと経験が身に付くことと思います。
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